1000万円の貯金を資産運用しようと思うと、金額が大きいのでどこにいくら投資しようか迷いますよね。
1000万円という元本があると資産運用先の選択も広がりますし、多方面から営業もされて、なにが正解なのかわからないまま結局全額貯金してしまっている…ということになりやすいです。
管理人はいまはポートフォリオの組み方もうまくいっていて、老後に必要だと言われている2500万円以上は固く運用しながら、毎月少なくとも75万円は運用益を得ています。
この記事では、1000万円を資産運用したときのシミュレーションや、運用のときに気をつけるポイント、さらに具体的なおすすめの投資先やポートフォリオの紹介をしていきます。
1000万円の規模になるとしっかり納得して運用したいですよね。
投資歴は5年弱なので長くはないかもしれませんが、着実に増やせてはいるので少しでもお役に立てれば嬉しいです。
目次
1000万円を10年間投資したときの資産運用シミュレーション
1000万円をこれから10年間にわたって運用したらどうなるでしょうか?
実際に投資をスタートする前に、まずはシミュレーションしてみることが大事になってきます。
あと大切なこととしては、ご存知かもしれませんが「複利運用」という考え方があります。
念の為に「複利運用」についてお伝えしてから、投資の利回りが異なるいくつかのパターンでシミュレーションをしてみますね!
複利運用がカギ!複利と単利の違いを把握しましょう
まず金利には複利と単利という2種類があります!
漢字からなんとなく想像がつくかもしれませんが、複利のほうがお金が増えます。
- 単利:「元本のみ」に利息がつく
- 複利:「元本+利息」に利息がつく
複利だと、利息にさらに利息がついていくので運用益がプラスであればどんどんお金が増えていきます。
もっとイメージしやすいように、もし1000万円を10年間、年利10%の利回りで資産運用した場合の結果をグラフにしてみますね。

グラフからわかるように、最初はそれほど複利と単利の差を感じないかもしれませんが、5年で110万円、10年もたつと600万円も差がついていますね!
さらに、もし運用せずに貯金している状態と10年間複利運用した結果を比較すると、1600万円も差がつきます…
もちろん運用益には税金がかかるので手残りはこれより少なくなりますが、それでもかなり大きな差が出るのは簡単に想像できますよね。
長期間になればなるほど、その差はどんどん広がっていくので、早めに複利運用を始めることがとても大切なのがわかりますね!
年利5, 10, 20%の各利回りで運用すると1000万円はこんなに増える!
経過年数 | 年利5% | 年利10% | 年利20% |
---|---|---|---|
0 | 1000万円 | 1000万円 | 1000万円 |
1 | 1050万円 | 1100万円 | 1200万円 |
2 | 1102万円 | 1210万円 | 1440万円 |
3 | 1157万円 | 1331万円 | 1728万円 |
4 | 1215万円 | 1464万円 | 2073万円 |
5 | 1276万円 | 1610万円 | 2488万円 |
6 | 1340万円 | 1771万円 | 2985万円 |
7 | 1407万円 | 1948万円 | 3583万円 |
8 | 1477万円 | 2143万円 | 4299万円 |
9 | 1551万円 | 2357万円 | 5159万円 |
10 | 1628万円 | 2593万円 | 6191万円 |
複利のすごさがわかったところで、複利運用することを前提に、1000万円を年利5, 10, 20%のそれぞれの利回りで毎年資産運用し続けることができた場合の結果をまとめたのが上の表です。
表の数字だけ見ても大きなインパクトがあるかと思いますが、さらにそれをグラフにしてみたので御覧ください。

10年後の運用結果で比較すると、年利5%と年利20%では4600万円もの差がつきます!
ほかに注目するところでいうと、年利5%で10年運用するのと年利20%で3年運用するのでは、実は後者のほうがお金が増えているという点です。
年利20%と聞くと高いと感じるかもしれません。たしかに継続して20%を毎年出し続けるのは難しいのは事実です。
ただ世界をみると、2018年に利回りが1番大きかったヘッジファンドは年利50%を超えていますし、知らないだけで意外とありえる話なんです。

でも利回りが高いからといってうまい話に乗っかってみたら、実際のところは詐欺でした…というような結果になるのは避けたいですよね。
甘い誘惑に負けずにしっかり「資産運用」するために、具体的な投資先よりもまずはおさえるべきポイントが3つあるので、それをお伝えしようと思います!
貯金している1000万円を資産運用して着実に増やす3つのポイント!
- 元本保証にこだわらず、インフレに負けない利回りが年利3%以上の投資先を選ぶ
- 営業マンの話を鵜呑みにせず、資産運用先について自らリサーチする
- リスクと利回りを考えて攻め・守りの投資先に分散投資をする
大前提として、いつまでにいくらに増やしたいか目標は決めたほうがいいと思います。
管理人は老後資金と子どものために2015年から本格的に資産運用をはじめました。
わりと保守的な性格で失敗はしたくないと思っていたので、うまく資産運用できている人についていろいろと話を聞いたり調べたりして上記の3つのポイントをまとめました。
1つ目のポイントなんかは、失敗と思ってないうちに実は失敗している状態に陥っていたりします…
では1つずつ詳しく見ていきましょう!
ポイント①:元本保証にこだわらず、インフレに負けない利回りが年利3%以上の投資先を選ぶ
まず1つ目に大切なポイントは、利回りが年利3%以上見込めそうな投資先を選ぶということです。
これがなぜ大切なのかというと、日本は年間2%のインフレターゲットを設定しているからです。
もう少しわかりやすくいうと、いま100円で買えているものが1年後には102円出さないと買えなくなるような政策が取られているので、お金の価値がどんどん下がっていくおそれがあります。

図からわかるように、インフレというのはモノやサービスの値段が上がることです。
ご存知かもしれませんがインフレについての理解は大切で、毎年2%ずつインフレしていくと手元の1000万円は5年で約900万円に、10年で約820万円ほどの価値に目減りしてしまいます…

グラフで見るとインパクトが大きいですね!
ちなみに昔は銀行の普通預金でも3%(いまの金利の3000倍!)、定期預金だと5~8%ほどの金利がついていたので貯金しておくだけでもよかったですが、いまはちゃんと運用しないと目減りする一方なのをおさえておかないといけません。
さらに当時は給料も右肩上がりでしたし…わたしは経験してないですが笑
そして今回のポイントである年利3%を目指すのはなぜかというと、インフレ率に負けないようにするためです。
逆にしっかり資産運用ができれば増やすこともできます。それをグラフにしたのがこちらです。

超低金利時代の現代から未来にかけては貯金だけに集中するのではなく、資産運用を活用することが重要です。
ほぼ元本保証されているからといって日本国債で年利0.05%の利回りで運用してもほぼ意味がないですよね…
それも踏まえて、投資先を選んでいますのでのちほど紹介します!
ポイント②:営業マンの話を鵜呑みにせず、資産運用先について自らリサーチする
お金を増やすために大切なポイントの2つ目は、営業マンの話を鵜呑みにせずしっかり自分でリサーチを行うということです!
1000万円の貯金があると、銀行や証券会社などから資産運用に関する営業もあると思います。
大手の看板があるから、と安心してすべて任せてしまうと損する可能性があるので気をつけましょう。
大手金融機関で勧めてくる商品は、だいたいが売買手数料が高いものです。それが会社の営業成績になるので仕方ないですが…
投資信託、外貨預金、ファンドラップを勧められることが多いと思いますが、売買時の手数料や保有期間にかかる手数料などは確認してネットでも調べてみることを徹底しましょう!
証券会社で勤務する友人に聞いたこともありますが「新興国のインフラ企業に投資する投資信託」みたいなキャッチーなものは、顧客に売りやすいようにパッケージングしてるだけだと耳にしました。
もちろん営業マンの中には親身になってくれる担当者もいるかもしれませんが、基本的に情報は鵜呑みにせず自ら調査することが大切です!
ただ退職金の運用などで身近でも失敗談を聞きますし、かんぽ生命問題や誰もが知る有名証券会社の詐欺事件のニュースが最近目立つので、見極めは大切になってきています。
ポイント③:リスクと利回りを考えて攻め・守りの投資先に分散投資をする
そして1000万円を着実に増やすための3つ目のポイントは、目標に合わせて攻めと守りの分散投資をするということです。
投資についていろいろと調べると、分散投資の話題が必ず出てくると思います。
よく聞く言葉だと「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言もあります。
これは一つのカゴに持っている卵をすべて入れてしまうと、そのカゴを落としてしまったときに一緒に入っているすべての卵がダメになってしまうので、いくつかのカゴに分けて入れることでリスクヘッジしましょうという例えです。
ここで重要なのは、なんでも流れがあるように投資にも流れがあるということです。
なんでもかんでも分散するのではなく、タイミングがいいときにはグッとアクセルを踏んで良いところに集中投下したほうが、目標への到達は早くなります。
上でも言いましたが、年利10%で10年運用するのと年利20%で3年運用するのでは、年利20%で3年運用するほうが早く大きく増えます。
目標や性格にもよりますし、収入の度合いによってどれくらいリスクを取れるかはわかれますが、今後も安定収入が見込めて早めに目標金額まで到達したいのであれば攻めを多めにすると良いと思います。
逆に完全リタイアしてしまって手持ちの現金を減らせないというのであれば、守りの部分も残して分散する必要は出てきます。
また、保険などで返戻金が確約されているようなものでも、インフレも加味すると利回りが大したことなかったり解約できない期間が長いようなものはやめておいたほうが良いです。
そして自分が納得できたものであれば、世間一般ではハイリスクと思われるものでも意外とローリスクな投資先もあります。
そういう投資先を見つけたら、わりとそこに大きく張ることが大切だと思っています。
1000万円の資産運用の投資先一覧!
管理人が2015年から実際に投資しようかと比較検討した投資先が、上の一覧です。
これも実は調べたうちの一部ですが、本当にすべて書くとキリがないので、1000万円の投資先として検討するなら上記一覧が参考になると思って記載しました。
大きなくくりでいうと、ヘッジファンド・投資信託・変額保険・都内ワンルームマンション投資・J-REIT・ソーシャルレンディングになります。
その中でも特にヘッジファンドは、ちゃんと良いところを見つけさえすれば、手間がかからなくて利回りも高いので、資料請求・電話・直接面談など時間をかけて納得したところで資産運用しています。
あくまでも管理人の自己判断ですが、いまから投資するのであればいくつかおすすめはあるので、紹介していこうと思います!
ビビリなので面談は緊張しましたが、疑問に思ったことはある程度事前にまとめていってしっかり聞いていました。
回答内容はもちろんのことですが、対応していただくときの先方の接し方も個人的には重要視しています。
管理人が行っている資産運用先を詳しく紹介!
上に挙げた投資先一覧を踏まえて、特に管理人がいま運用益がしっかり出せている3つの資産運用先について紹介しますね。
管理人がちょうど1000万円くらいを運用しているときも、この組み合わせだったのでこれから始めるとしても参考になるかと思います!
【攻め】ヘッジファンド(EXIA:エクシア)

会社名:エクシア合同会社(旧エクシアジャパン合同会社)
代表:菊地翔氏
運用手法:FX, CFD等
最低出資額:100万円以上100万円単位
創立:2015年
エクシアの特徴
- 配当利回りが月利平均3%(直近1年)という高い実績
- 手数料が完全成功報酬型
- 増資や出金が月単位で可能
- ファンドマネージャー兼代表の菊地翔氏が辞めてしまうとパフォーマンスが落ちる可能性がある
EXIA(エクシア)の最大のメリットかつ魅力的なポイントは出資者への利回りが高く、配当利回りが月利平均3%というかなり高い実績を出してくれていることです。
1000万円を投資していれば1ヶ月で30万円の配当があるというイメージです。
運用が始まってから4年継続していてすでに310億円の出資金が集まっているところで、これだけ高い利回りを出し続けてくれているのはとてもありがたいです!
また、手数料は完全成功報酬型で運用益に対する手数料のみです。これは実はとても大きなメリットです。
というのも、たとえば投資信託だと売買手数料がかかったり、保有しているだけで信託報酬がかかったりするのですが、それがないのは大きいですね。
なのでもし運用成績がマイナスになってしまったら手数料がかかりません。
裏を返すと運用益が出ないとエクシアにお金がまったく入らないので、必死に運用してくれるということです。
ヘッジファンドは基本的には成果報酬部分の手数料を大きくしていて、出資者と同じ方向を向いてくれていることが多いです。
あとエクシアは最近ブランディングにもかなり力を入れていて、東京都内の主要な駅の近くにかなり目立つ看板広告を出していたり、それと同時に税務・法務などの体制もしっかり整えているようです。
そんなエクシアは菊地翔社長が率いています。
レセプションパーティなどでお顔を拝見することもできますし元気そうなので安心はしていますが、デメリットを挙げるとすれば菊地社長にもし万が一のことがあるといまのパフォーマンスが出なくなるんじゃないかという懸念はあります。
ただシステムを組んでトレードしているようなので、いきなり止まってしまったりマイナスになってしまうようなことはないのではないかと思っています。
ヘッジファンド全般のデメリットとして出資額の最低金額のハードルが高いというものがありますが、エクシアで嬉しいところは100万円単位で出資可能ということです。
運用成績がいいので管理人も増資を繰り返していますが、月単位で柔軟に受け付けてくれるのも助かります。
このあと1000万円の投資先の管理人おすすめポートフォリオをお伝えしますが、個人的にはいま資産運用をするならエクシアははずせないと思っています。
エクシアのおかげで資産運用の目標達成にグッと近づくことができました。
思い入れがある分、かなりプラスに書いてるかもしれないので、疑問に思うことがあれば面談のときに聞いてみてください。
管理人は引き続き、労働で得たお金で余剰資金ができたら投資にまわしていくつもりです。いまのところの運用結果は下の図です。
あと聞いたところによると100万円から出資できるハードルの低さもあってか、問い合わせが増えているみたいです。
営業担当の社員も増えているようですが、スケジュールも過密のようなので、もしかすると今後最低出資額が上がっていくんじゃないかと勝手に想像しています。
お金のことですしあまり煽るのは好きじゃないですが、管理人の仲良しの友人には早めにやったほうがいいんじゃないかと伝えています笑
【守り~バランス】投資信託(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)

会社名:セゾン投信株式会社
代表:中野晴啓
運用手法:株式・債券
最低出資額:10,000円以上1円単位
創立:2006年
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特徴
- これ1つで国際分散投資が可能
- 株と債券が50:50でバランスが良い
- 分別管理なので、万が一のときに資産が守られる
- 運用利回りは年利約3%なのでそれほど高くはない
- 信託報酬がインデックスファンドの中ではやや高い
バランス~守りで投資しているのがセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドというインデックス型の投資信託です。
あまり詳しくは触れないですがインデックス型というのは、目標とする指標(日経平均株価や東証株価指数など)に連動してその少し上のリターンを目指す投資信託のことです。
管理人はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに2018年1月から投資しています。
ちなみに投資信託はたとえばSBI証券で購入可能なのは2600本ほどあります。かなり多いですよね…
なぜそれだけたくさんある投資信託の中で、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選んでいるのかというと、これに投資すれば世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券にバランスよく投資できるからです。
個別銘柄について調べたりするのは時間がかかりますし、大手企業の株や債権だと1口あたりの金額も大きくなりがちですが、それを手間をかけずに分散投資できるのは嬉しいですね。
もちろん期待できる利回りはそれほど高くなく固い運用にはなりますが、長期間投資すればならして年利3%ほどで運用してくれると思っています。
まとまったお金を大きく増やすのには向いてないですが、老後の備えのためにかなり固く運用できる投資先として捉えて買ってほったらかしにしています。
注意するポイントとしては、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは投資している金額に対して年間で0.6%の信託報酬がかかってきます。ただし利回りが年利3%ほどなので、期間を通じて考えれば手数料負けをするということは基本的にはないと思っています。
投資信託の購入には証券口座の開設が必要です。どこでもいいといえばいいですが手数料の安さや使いやすさを考えるとネットバンクがいいですね。SBI証券や楽天証券などで口座開設するといいと思います。
ちなみに管理人はSBI証券を使っています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドへの投資は老後資金だと思って、ほぼ貯金としての意味合いで行っています。
あとインデックス型といってもいろいろな指標に連動するものがあるのですが、できればS&P500やMSCIコクサイのようにアメリカ経済含めた世界経済に連動するもののほうが固いと思います。
あえて日本に絞る必要はないですからね。
【守り】変額保険(ソニー生命)

会社名:ソニー生命
代表:萩本 友男氏
運用手法:株式・債券
最低積立額:20,000円~
創立:1979年
変額保険の特徴
- 運用成績がよければ、解約返戻金や満期保険金が増える
- マイナス運用になっても、基本保険金額が保証されている(終身の場合)
- 所得税・住民税の節税になる
- 契約から短期間で解約すると、元本割れする
- 商品が変わることがある
変額保険は、運用先としては守りに分類されます。万が一のときの保険としての役割を果たすという点と、保険としては資産運用性が一番高いという点が特徴です。
商品によっても期待できる利回りは違いますが、基本保険金額を確保しなければいけない状況で負けずにしっかり増やすという難しいことをやってくれます。
おそらくファンドマネージャーが優秀なことが多く、年利4%以上で右肩上がりの商品が多いです。
ヘッジファンドや投資信託と違って、基本保険金額という独特の概念があるので説明しておきますね。
変額保険の場合、解約返戻金や満期保険金は運用成績によって変動します。なので「変額」とついています。
ただし、もし死亡してしまったり三大疾病を患った場合には、基本保険金額が保証されているという特徴があります。
例えば基本保険金額が1000万円の商品であれば、それまで積み立てていた金額や運用成績に関わらず1000万円は必ずもらえるということです。
もちろん保険会社はそういったことも加味して保険料を計算していますが、やはり運用成績が悪いと基本保険金額の支払いに影響するので、ファンドマネージャーが責任をもって運用しているのが想像できます。
ちなみに管理人が加入しているソニーの生命保険は年利7%以上で運用し続けてくれています。
ただしデメリットもあって、短期で解約をすると払込保険料よりも解約返戻金が大幅に下回ります。さらに利回りがあまりにも良すぎると、その商品がなくなってしまうことも多々あります。
本来ならば管理人がいま加入している商品をおすすめしたかったのですが、2019年8月現在はすでに取り扱いがなくなってしまっています。
保険料や内容の良し悪しは被保険者の年齢や家族構成などの状況による部分もあるので、ソニー生命のバリアブルライフやアクサ生命のユニットリンクなど代表的な商品からまずは比較検討してみてください。
もし保険に入っているのであれば変額保険への切り替えという選択肢も検討してみることをおすすめします。もちろん追加で入るのも良いと思います。
もし切り替えをするとなると、いま加入している保険の契約時期や内容によって解約返戻金が払込保険料よりも大幅に下がってしまうこともあるので、焦る必要はありません。
利回りによっては掛け捨て+浮いた分をほかの投資先に回すほうが効率的なこともあるので、どのくらいの想定で利回りが出そうかを相談してみてくださいね。
【1000万円の資産運用】攻め・守りのポートフォリオと投資戦略
上でお伝えした3種類の資産運用先を使って、実際に1000万円をこれから運用するならどうするか?という観点でポートフォリオを組んでいきます。
ポートフォリオの組み方によって、1年後、3年後の資産の増え方にどれくらい差が出るか見ていきましょう。
攻めの投資戦略:ヘッジファンドと貯金のポートフォリオ
運用先 | 投資金額 | 1年後 | 3年後 |
---|---|---|---|
ヘッジファンド (エクシア) |
500万円 | 713万円 | 1449万円 |
現金 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
合計 | 1000万円 | 1213万円 | 1949万円 |
エクシアに出資した500万円だけでみると、3年間引き出さなければ約3倍の金額になるのが分かります。また、500万円を超えた分には20.42%の税金が引かれるので、エクシアで運用した分を引き出した場合には実際の手残りは約1255万円になります。
もし運用がうまくいっていて、投資以外の労働収入などで余剰資金が増えてこれば、目標に合わせて増資することも選択肢として入ってきます。
もちろん運用益が多くなってきたら利確してしまって、家族旅行の資金にすることも考えていいと思います。
守りの投資戦略:ヘッジファンド/投資信託/変額保険/貯金のポートフォリオ
運用先 | 投資金額 | 1年後 | 3年後 |
---|---|---|---|
ヘッジファンド (エクシア) |
300万円 | 428万円 | 869万円 |
投資信託 (セゾンバンガード) |
100万円 | 103万円 | 109万円 |
変額保険 (ソニー生命) |
100万円※ | 104万円※ | 112万円※ |
現金 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
合計 | 1000万円 | 1135万円 | 1590万円 |
エクシアは直近1年の月利平均3%で、セゾンバンガードは年利3%で、変額保険は年利4%で計算しています。
守りといっても、ヘッジファンドをうまく活用したほうが目標金額に早く達するはずです!
守りでいく場合も余剰資金が増えてこれば、エクシアかセゾンバンガードを増額するといいと思います。
1000万円の資産運用のまとめ
1000万円の資産運用でお金を増やす3つのポイント
- 元本保証にこだわらず、インフレに負けない利回りが年利3%以上の投資先を選ぶ
- 営業マンの話を鵜呑みにせず、資産運用先について自らリサーチする
- リスクと利回りを考えて攻め・守りの投資先に分散投資をする
1000万円のおすすめの資産運用先
この記事では1000万円の貯金を運用をするときに大切な複利運用の考え方やお金を増やすための3つのポイント、さらに具体的な投資先についてお伝えしました!
1000万円の元本があると、資産運用の選択肢は広がる反面、失敗したくない気持ちも強くなると思います。管理人が実際にそうでした。
かといって手間がかかる投資先に分散しすぎたり守りすぎると、思ったような結果が得られないのも事実です。
投資先を分散することが目的ではなく、シンプルに手元の1000万円という大切なお金を増やすことが目的なので、それが目指せるように半分現金、半分投資でバランスが取れると良いかなと思います。
とくにヘッジファンドに依存する部分は大きいですが、しばらく結果が見込めるであろう勝ち馬に早い段階で乗ることは大切だと思います。
手元の1000万円の資産運用について検討するときに、この記事を参考にしていただければ幸いです!