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ヘッジファンドへの投資でおさえるべき6つのリスクを徹底解説!

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ヘッジファンドへの投資は高い利回りが魅力的ですよね。

日本でも少しずつ注目されてきていて、投資を検討する人も増えてきています。

でもまだまだ馴染みが薄いのと、情報が少ないことから、正しくリスクを理解せずに投資してしまって失敗する話もちらほら聞きます。

もしあなたがヘッジファンドへの投資を検討していたり、もうすでに資産運用をお願いしているのであれば、この記事でお伝えする6つのリスクについて必ずおさえるようにしてくださいね。

パパ本田
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どんなリスクがあるかわかれば、対策がとれたり気持ちが楽になったりしますよね!

ヘッジファンドのリスク①:価格変動リスク

まずヘッジファンドへの投資で認識しないといけないリスクは、価格変動リスクです。元本割れをする可能性があることもここに含みます。

投資家の中には元本が保証されていると勘違いしている方もいらっしゃいますが、元本保証されていて利回りも高いヘッジファンドがあったら、それはもうほぼ間違いなく詐欺です。(もしくは利回りがものすごく低い)

もちろんお金を増やすことを目的として資産運用しますが、どれくらい減る可能性があるのかというのもおさえておくことが大切です。

ヘッジファンドに限らず投資をするのであれば、価格変動リスクがあるということは理解しておきましょう!

パパ本田
パパ本田
元本保証と聞くと安心するかもしれないですが、銀行預金や日本国債への投資のように利回りが低いとインフレに負けて手持ちの現金はどんどん目減りしてしまいます…

価格変動リスクはありますが、少なくとも年利3%以上の利回りが出るような資産運用先を選ぶことが大切です。

ヘッジファンドのリスク②:流動性リスク

次のリスクは、流動性リスクです。少し耳慣れないかもしれませんが、イメージできますでしょうか?

流動性とは簡単にいうと、資産交換の容易さのことです。

ヘッジファンドのルールによる引き出しがしづらいという流動性リスクもありますし、多くの預り金で運用しているからこそ現金化したいときにできないという流動性のリスクもあります。

ヘッジファンドには決算と、それに伴う45日ルールなどの解約に関するルールがあります。

上場している株の売買であれば、売りたいと思えば市場があいているタイミングで現金化することが可能です。

ただしヘッジファンドの場合は、現金が必要になっても翌月や翌々月にならないとお金が引き出せないことが多いです。

ヘッジファンドの「決算」と「45日ルール」について詳しく知りたければこの記事も読んでみてください。

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また、ヘッジファンドによっては、ロックアップ期間が設定されているものもあります。

ロックアップ期間が1年になっていれば、預け入れてから1年間はそのお金を引き出すことができません。

原則としてヘッジファンドでの運用は余剰金のうち中長期引き出さなくてもいいお金にしましょうね!

そしてヘッジファンドは数十億円以上のお金を運用していて、大きなポジションをもつことが多いです。

例えば株式メインで運用しているヘッジファンドがあって、A社株に集中投資しているとします。A社株が売買が頻繁にされているような銘柄であれば、狙った価格ですぐに売れるのはイメージしやすいでしょうか?

ただしマイナーで出来高が少ないような銘柄だと狙った価格で売るのに何日もかかったり、安い価格で手放さないといけないことがあります。もしくはA社の不祥事が発覚して市場が混乱して売りが大量に出ると買う人がいなくて現金化できないことも起きます。

こういったことも、流動性リスクの一種なんです。

パパ本田
パパ本田
流動性リスクの観点では、ほかの投資だとたとえば不動産投資はかなり流動性が低いです。
たぶんイメージしやすいと思います。
直近に現金として必要になりそうな分は確保したうえで投資することが大切です!
たまに借金をして投資する人もいますが、おすすめはできません…

ヘッジファンドのリスク③:情報開示のリスク

3つ目は情報開示のリスクです。

ヘッジファンドは私募ファンドとも呼ばれていて、世間一般に対して情報を公開する必要がありません。

なのでそもそも良いヘッジファンドを発見するのが難しいですし、運用の内容まで細かく把握することも難しいです。

基本的には紹介で始めることが多いと思うのですが、すでにやっている富裕層が富裕層の知り合いを紹介していくため、一般の人にはなかなか情報がまわってこないですよね…

とはいえこのブログでもヘッジファンドの紹介はしていますし、アンテナを張っていればチャンスはあります。

「チャンスの神様には前髪しかない」という格言もあるくらいです。

なにかしらのきっかけでヘッジファンドを知る機会があれば、自分から直接アプローチをとることがとても大切です!

ヘッジファンドのリスク④:破綻リスク

4つ目はヘッジファンドの破綻リスクです。

ヘッジファンドも会社である以上は、運用に失敗して巨額の損失を出して倒産・破綻するリスクがあります。

有名なところでいうと、LTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)の破綻がありました。そのときの損失額は46億ドル(約5000億円)ほどだと言われています。

ただこういった過去の事案から、リスクに関する考え方は進歩していて、まっとうなヘッジファンドであればリスク管理を徹底しているので破綻するということはあまりありません。

またヘッジファンドによっては投資家からの預かり資産を元手に、プライムブローカーと呼ばれる金融機関に資産を担保として預けてお金を借りて運用することがあります。

そのときに肝心のプライムブローカー側が破綻してしまうことによって、担保として入れていた資産が凍結されてしまうというリスクもあります。

ここまで聞くとちょっと怖いなと思うかもしれませんが、そういったことが起こると金融危機のおそれもあるので、世界的にそういったことが起きないようにリスク管理されています。

破綻リスクはヘッジファンド固有のものではなく、株式投資だったら投資先の会社が倒産すれば株は紙くずになりますし、日本がハイパーインフレになって日本円の価値が下がることもあります。

すべてを把握するのは難しいですが投資するときには、どのようにリスク管理をしているのかの説明は聞くようにしましょう!

パパ本田
パパ本田
ヘッジファンドへ投資するときは直接面談して疑問を解消することが大切です。

遠方の場合は電話やテレビ電話などでいいので、聞きたいことは全部聞いておきましょう。

リスク管理は重要な項目なので、どういった管理体制なのかを聞いて丁寧に説明してくれると信頼が置けますね。

ヘッジファンドのリスク⑤:金融詐欺リスク

5つ目のリスクは金融詐欺リスクです。主にポンジスキームと呼ばれる方法を用いた詐欺にあってしまうリスクです。

ヘッジファンドへ投資していると思っていたら、実は運用されておらず、しばらく配当が続いたあとに運営がトンズラしてしまうというパターンですね。

投資詐欺の90%以上はこのポンジスキームを用いたもので、短期間(毎月や毎日)で高配当が約束されていて、さらに元本保証もされているような案件はほぼほぼ金融詐欺なので気をつけましょうね。

このような投資詐欺は誰しもが引っかかってしまう可能性があるので、5番目に書いてますがかなり重要です。ポンジスキームについてはこちらに詳しく書いています。

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パパ本田
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日本は先進国の中でも投資詐欺案件が多いみたいです。

利回りが異様に良いもの以外に、紹介料がやたら高いマルチみたいな案件も耳にします。

警戒しすぎてもチャンスを逃す可能性はありますが、運用開始から日が浅いものを避けるだけでも多少は投資詐欺リスクを下げることができます。

ヘッジファンドのリスク⑥:運用手法固有のリスク

そして最後にお伝えするリスクは、運用手法固有のリスクについてです。

ヘッジファンドでの資産運用といっても、その運用手法はヘッジファンドによってバラバラなんです。

株・債券・FX・不動産など投資先そのものもバラバラですし、そこでとる戦略もヘッジファンドごとに特徴が出るところになります。少し例を出してみますね。

レバレッジ戦略

レバレッジというのはテコの原理で、少ない資産で大きな金額を動かすために使うものです。

レバレッジを20倍で運用するということは、ポジションをとった基準価格から5%上振れれば資産は2倍に、5%下振れれば資産は0になってしまいます。まさにハイリスク・ハイリターンですね。

リスクを嫌うのであれば、あまり高いレバレッジをかけて運用しているヘッジファンドに投資するのは見送ったほうがいいかもしれません。

ショート戦略

ショートとは売りのことです。逆に買いのことをロングと言います。

ヘッジファンドは運用手法が制限されていないので、ショートを組み合わせることによって相場が下がっているときにも利益を出すことが出来ます。

ただショートにはロングにないリスクがあります。それが何かというと、損失の天井が無制限になるということです。

例えば株で、ロングの場合はその株価が0になるのが最大のリスクですが、ショートの場合は空売りしている分を買い戻さなくてはいけません。

つまり価格が下がると見込んで空売りした株価がどんどん上がり続けてしまった場合に、損切りせずにショートポジションを持ち続けると損失が無限に広がってしまうリスクがあります。

マネージド・フューチャー戦略

マネージド・フューチャー戦略では単一のファンドの中で株や債券以外にもエネルギーや貴金属などの商品(コモディティ)も幅広く扱い、相場のトレンドを追随する戦略です。

上げ相場では買いを増やし、下げ相場では売りを増やすことで利益を出すのですが、相場が長期間にわたってあまり変動がない場合には収益が思ったように得られないというリスクがあります。

このように運用手法ごとに特有のリスクというのがあるので、出資先のヘッジファンドがどのような運用手法を行っているのかは確認しましょうね。

もちろんヘッジファンドは資産運用のプロなので、こういったリスクがあることは十分に認識していて対策は講じています。それも合わせて聞いてみて自分の中で腹落ちした上で投資することが大切です!

ヘッジファンドのリスクのまとめ

ヘッジファンドの6つのリスク
  1. 価格変動リスク:元本割れの可能性がある
  2. 流動性リスク:すぐに現金化できないので余剰金での運用推奨
  3. 情報開示のリスク:自ら積極的に情報を取得する必要がある
  4. 破綻リスク:破綻を回避するためにとっている対策を確認すべき
  5. 金融詐欺リスク:高配当確約&元本保証のような案件に注意
  6. 運用手法固有リスク:運用方法を確認して納得すること

今回はヘッジファンドへの投資でおさえておくべき6つのリスクを紹介しました。

こういったリスクはありますが、年間で10%以上の利回りが期待できるヘッジファンドへの投資は魅力的ですよね!

リスクを自分の中でしっかり理解した上で、あなたの資産運用がうまくいくことを祈っています。

合わせて下のリンク先にまとめた投資に失敗するパターンや資産運用に成功する人の特徴も把握して、成功確率を上げる参考にしてもらえれば幸いです。

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